トランスファーファクターについて、新たな躍進が私たちの免疫知識を高める
トランスファーファクターが広範囲で複雑な免疫システムの中でどのように働くかについて、科学的研究が始められた結果、驚くべき分子が健康や免疫システム機能を改善させることが分かりました。
多くの科学者により、トランスファーファクターが免疫機能を教育し、強化することが実証されています。この研究の注目すべき点は、ナチュラルキラー細胞のリンパ球活動がトランスファーファクターの一度の投与で著しく増加した事です。
トランスファーファクターは、免疫システムの土台をなす情報分子です。トランスファーファクターペプチドの集まり(アミノ酸のつながり)の中には、ウイルス、細菌、あるいは他の病原菌の分子間に存在する特性が記号化されています。この分子レベルにおける記号化は濡れた土についた足跡の鋳型に似ています。その鋳型の役割を果すのがトランスファーファクターなのです。
免疫システムはこれらの情報を見ると、それらをつかみ、自分の情報を持たず安定していない、または成熟していない免疫細胞に渡します。この情報をつかみ、渡す過程において、多くのサイトカインはすぐに分泌されます。特にサイトカイン、インターロイキン12とインターロイキン2は、全ての免疫細胞とNK細胞に一般的な刺激を与え強化します。
市場で使われるトランスファーファクターは、初期の頃は牛の母乳から得ていました。その後鶏の卵の黄身にトランスファーファクターを発見したことにより、特定の器官に的を絞ったトランスファーファクターの開発することができました。このことにより、卵はトランスファーファクターの重要な供給源となっています。
牛の母乳と鶏の卵から抽出されたトランスファーファクターをブレンドするという考えは、異なる種のトランスファーファクターを使用することで、相乗効果により免疫システムを教育し、広範囲に渡る免疫情報を提供するという仮設から生まれました。
2種類のトランスファーファクターのブレンドが、免疫機能をさらに強化するという仮設を確認するため、科学者たちはNK細胞分析を用いました。NK細胞分析は、最近の研究の中で、免疫機能を評価するために最も良い方法とされています。NK分析は、試験管や実験室で生きたリンパ細胞を使用します。この分析を使うことで、研究者らは牛と鶏によるトランスファーファクターの効果的なブレンドを限定することができました。研究結果は科学者たちの予想をはるかに上回り、ブレンドは相乗的に働くという重要な結果を得ることができました。
ナチュラルキラー細胞は何をするのか
実験について言及する前に、免疫システムの中におけるNK細胞の働きについて理解することが重要です。世界中の科学者や物理学者たちは、ウイルス性感染や腫瘍を抑制するためのNK細胞のパワーを認識し始めています。彼らは免疫機能の強化を試みるため、天然の免疫調節器を使います。数多くの研究で、NK細胞がさまざまなタイプのガンやウイルスに感染した細胞をコントロールしたり、抑制することが分かりました。
NK細胞は、T-リンパ球やB-リンパ球と違い、その機能を果すために起動されたり教育されたりする必要のない、ユニークなタイプのリンパ球です。もっと正確に言うと、NK細胞には異物を認識する能力があります。手術によって移植された組織が、それがよほど患者に合っているか、ある種の免疫抑制剤を与えている時以外は、NK細胞によって拒絶されてしまうことがあります。腫瘍に変体してしまったり、ウイルスに感染した細胞は、生まれ持った性質を失ってしまうため、NK細胞にとって異物と認識されます。
NK細胞は身体の全体の細胞をパトロールし、「NKキス」という物理的接触を行います。このキスによって、細胞が大丈夫で、異物でないと判断されれば、細胞は放置されます。しかし、このキスによって細胞が腫瘍またはウイルスに感染していると分かれば、このキスは死のキスとなり、NK細胞が作った2種類の毒が細胞を破壊します。
NK細胞はかつて、免疫の原始的な形であると考えられていました。今ではNK細胞が免疫システムの中心的存在であり、多くの免疫機能に大きな影響を及ぼすことが明らかにされています。このように、高い機能を持つNK細胞が、最高の免疫機能やバランスを維持する上で、多くの重要な役割を果しています。
NK細胞活性の測定方法
健康な提供者から採取された白血球細胞が、分析のためのリンパ細胞の供給源です。牛の母乳と鶏の卵の黄身を原料としたトランスファーファクターの数種の異なる配合サンプルは、最も効果の高いブレンドの割合を調べるため、最高48時間までさまざまな時間で培養されます。この実験はブラインドテストで行いました。その際、既知量のNK細胞が、生きたガン細胞を含むシャーレの中に加えられます。このとき、これらのガン細胞は、NK細胞の標的となります。これらのガン細胞が死滅したことを示すため、電子的に測定できる染料が使われます。これにより、NK細胞活性の客観的測定ができます。この実験では、その後、標的となったガン細胞がNK細胞によって破壊された数を測定します。このとき、細胞溶解率(CL)が重要な基準となります。
結果:進化した4Lifeトランスファーファクターと4Lifeトランスファーファクタープラス
牛/鶏由来の4Lifeトランスファーファクターと4LifeトランスファーファクタープラスのNK細胞実験は、NK細胞を誘発させ、最高のブレンドが69~97%のガン細胞を破壊したことを明らかにしました(図1)。これは基本ラインに対して、283%、437%まで活性化されたことを示しています。この実験の正当性を立証するため、実験には比較対象が使用されました。今回は、インターロイキン2あるいはIL-2と呼ばれる生理的免疫物質が用いられました。インターロイキン2はNK細胞活性を刺激する物質で、ある種のガン研究には標準の薬剤として使用されています。NK細胞分析で、IL-2の死滅率は88%でした。驚いたことに進化した4Lifeトランスファーファクタープラスは比較対象の数値ををはるかに上回り、研究者たちによって「黄金のインターロイキン」と賞賛されました。
インターロイキン2は特定のガン患者の治療に使われます。これはNK細胞活性を高め治療効果を改善するために使われています。残念なことに、IL-2は実験用で、非常に高価であるとともに、患者に与えられると、かなり副作用が見られる場合があります。室内実験と人体実験の両方において、4Lifeトランスファーファクターと4Lifeトランスファーファクタープラスには毒性がなく、動物や人間にも同様に働くことが分かりました。ほぼ間違いなく、これら2つの製品は、インターロイキンのように免疫調整物の自然な放出を刺激する物です。
室内実験で、高い成果を上げたブレンドは、新しい重要な情報を提供しました。4Lifeトランスファーファクター ブレンドは典型的な用量反応曲線を示しました。これは、このブレンドの服用量が最適値であることを意味しています。少なすぎても活性化せず、反対に服用量が多くても効果が上がるという訳ではありません。ほとんどの栄養補助食品は、処方箋と同様に典型的な用量反応曲線を示します。
進化した4Lifeトランスファーファクター プラス
進化した4LifeトランスファーファクタープラスはNK細胞活性率を437%に引き上げました。これはこの分析で測定できる最高値の450%に近い数字です。この成分の組み合せがどのように働くのかは明らかではありませんが、構成要素は分子免疫学者にとって、関心の高い研究主題となっています。
進化した4Lifeトランスファーファクター プラスに配合されているその他の成分が、IL-2を越える免疫反応の原因であるかもしれません。マンナンやグルカンのような植物性複合多糖類は、他の免疫機能細胞の特別な受容体と相互に作用する能力があります。マクロファージと抗原提示細胞(APC)はこれらの植物成分の存在下で活性化します。これらの細胞にとって、植物成分は細菌や酵母の生産物であるかのように写るのです。この相互作用は、サイトカインの放出を更に促進します。マクロファージと抗原提示細胞が刺激を受けることで、相乗効果をもたらし、NK細胞の活性化を促します。
刺激を受けた免疫システムは高い機能を持ち、バランスを保つことが最近の研究で明らかになりました。この種の免疫刺激は望ましいものです。バランスの概念は、道に迷ってしまった免疫機能を抑制することと、密接に関わっていると考えられます。
ウイルスに感染した1日目にサイトカインが活動を起こし、そのすぐ後にNK細胞活性が増加し、ピークを迎えます。このピーク時に、総合ウイルス量が停滞期に入ります。この停滞期は、NK細胞がウイルス感染した細胞を死滅させ、ウイルスの繁殖を止めたことを示しています。
早期におけるNK細胞活性化がとても重要で、病気の進行と継続時間を決定します。
健康への関わり
免疫機能と病気予防のために栄養補助を行うことが10年足らずの間に計り知れない水準で可能となりました。NK細胞の活性ピークも早めることができるようになったことで、物の考え方が変化しました。驚くべき結果として、改善されたNK活性により、感染や腫瘍が病気になる前に認識され破壊することが可能となりました。
病気を予防することは、ワクチンの予防接種を除いて、なかなか見つかりにくいものでした。安価で安全な免疫機能を改善する物質の発見によって、この願いがかなえられました。確かに予防が健康の鍵であり、トランスファーファクターを通してそれが全ての人々に可能となりました。
新たな躍進が私たちの免疫知識を高める
リチャード ベネット博士
アプライド ライフ サイエンス
